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著名人・インタビュー

【インタビュー】ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事 小林りんさん

 
新時代を担う子ども達の成長を睡眠で支える。教育界に新風を吹き込む全寮制国際高校「UWC ISAK」とエアウィーヴが考える、子どもの眠りの大切さ

長野県軽井沢町にある高等学校「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」(以下「UWC ISAK」)は、2014年に日本初の全寮制インターナショナルスクールとして開校しました。グローバル社会に目を向け、教育界に新風を吹き込む同校は、成長期の子ども達の生活環境の運営にも力を注いでおり、寮の全ベッドに睡眠の質を高める“エアウィーヴ”のマットレスパッドを導入しています。同校代表理事の小林りんさんに、子どもの成長と睡眠についてお話を伺いました。


新時代を担うリーダー「チェンジメ一カ一」を育てる

───UWC ISAKは、これまでになかった新しいかたちの学校として、大きな注目を浴びています。どんな教育理念をお持ちなのでしょうか?
小林 UWC ISAKは、国際社会で活躍する「チェンジメ一カ一」(=社会に変革を起こせるリーダー)を育てるというミッションを掲げています。自らの才能を信じ、リスクや変化を恐れず、新しい価値観を生み出すことに喜びを見出せるような人間こそが各分野のチェンジメーカーとして新しい時代を担っていく。社会が大きく変わるためには、リーダー層の教育が不可欠だと考えています。

───UWC ISAKが大切にしているのは、どんなことでしょうか?
小林 UWC ISAKには、世界58か国から、国籍だけでなく社会経済的にも多様性に富んだ生徒たちが集まっています。様々なバックグラウンドを持つ生徒たちと寝食を共にし、共に学ぶ中で「多様性を活かす力」と「問いを立てる力」、そして「困難に挑む力」という3つの力を育んでほしいと思っています。
多様な生徒たちが共に学ぶ教室

寮の全ベッドに“エアウィーヴ”を導入

───寮のすべてのベッドに、“エアウィーヴ”のマットレスパッドを導入していただきました。生徒たちの反応はいかがでしょうか?
小林 子どもたちも「ぐっすり眠れて、朝ぱっちりと目が覚めるようになった」と違いを実感しているようです。
左:“エアウィーヴ”のマットレスパッドを導入した寮の部屋|右:子どもたちは寝食を共にし切磋琢磨し合う
───エアウィーヴのマットレスパッドは、優れた体圧分散性と寝返りのしやすさが特長。眠りの質を高め、すっきりとした目覚めに導いてくれます。
小林 今までになかった発想から生まれたということで、製品自体も生徒たちにインスピレーションを与えています。

近年、子どもたちへの「眠育」が注目を集め、メディアでも多く取り上げられ始めています。眠育とは、睡眠不足が身体に与える悪影響を医学的に説明し、子どもたちに質の高い睡眠を十分にとるように指導する睡眠教育のこと。エアウィーヴは、睡眠研究の専門家である内田直教授とともに同校を訪ね、生徒達に睡眠の重要性を伝える「睡眠セミナー」を開催しています。


良質な睡眠は子どもの可能性を引き出す

───成長期の子どもにとって、睡眠はとても大切ですね。
内田 ええ。特に心身が発達過程にある子どもたちにとって、睡眠は非常に重要な役割を果たします。睡眠は肉体と脳をともに休ませる働きを持っています。質の良い睡眠を十分に取ることで成長ホルモンが多く分泌され、筋肉や骨の発達を促し、身体の疲れを回復してくれる。集中力や記憶力も高まるため、学力向上にも繋がっていく。そのことを子どもたちに教えたいですね。

───かつては「寝食を忘れて勉学に励む」ことがよしとされた時代もありましたが、勉強にせよ遊びにせよ、睡眠を犠牲にして何かをするというのは格好悪いという意識改革が必要になりそうです。
内田 そう、まずは睡眠時間を確保して、残りの時間をどう配分するか。
小林 健やかな睡眠を意識することで、子どもたちのさらなる可能性が引き出せる。時間だけでなく、睡眠の質にも目を向けるようになったのは、エアウィーヴのお陰です。


子どもたちに睡眠の重要性を伝える「睡眠セミナー」

UWC ISAKで開催された「睡眠セミナー」では、内田直教授が壇上に立ち、最新の睡眠研究や理論を交えながら、睡眠の質と量がいかに私たちの生活に影響するかを伝えました。生徒たちは熱心に聴き入り、健やかな睡眠への意識を高めてくれたようです。
 
内田教授の講義に聴き入る生徒たち
 
 
[プロフィール]
UWC ISAK 代表理事 小林りん

東京都生まれ。経団連の全額奨学金を受け、カナダの全寮制インターナショナルスクールに留学後、大学で開発経済を学ぶ。UNICEF職員として駐在していたフィリピンで見た現実に、リーダー層教育の重要性を痛感。2007年に学校設立を決意し、2014年にISAKを開校。1993年国際バカロレアディプロマ取得、1998年東京大学経済学部卒、2005年スタンフォード大学国際教育政策学修士。

学校法人「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」
国際社会で活躍する「チェンジメーカー」の育成をミッションに掲げ、2014年に長野県軽井沢町に開校した全寮制国際高等学校。日本の高等学校卒業資格に加え、国際的な大学入学資格である「国際バカロレアディプロマ」が与えられる。2016年10月に日本初のUWC加盟校として承認を受け、2017年8月に「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢」より校名変更。略称「UWC ISAK」。
 
 

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 「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」公式サイト
 

2017.11.15