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睡眠コラム

世界が注目する“睡眠負債”とは?

世界のビジネスリーダーも注目する睡眠の力
かつて、寝る間を惜しんで仕事や勉強に励むことは、努力や情熱の象徴として称えられることも少なくありませんでした。しかし、それはもう時代遅れと言えそうです。

近年、睡眠研究者たちによって、不十分な睡眠による恐ろしい影響や睡眠の重要性に光があたるようになり、世界の意識が変化してきています。

今回の睡眠コラムでは、睡眠をめぐる世界の動きと、特に注目が高まる「睡眠負債」についてお話しします。

睡眠に対して、世界の意識が変化する中で、特に最近は、名だたる企業を経営する世界のビジネスリーダーたちが、仕事のパフォーマンスの最大化を目指す上で睡眠が果たす役割の重要性に注目し、公の場で発言を始めています。「毎晩8時間の睡眠をとるようにしている」と公言する経営者や、従業員の夜間の就業時間を制限し、ヨガや瞑想などの健康推進プログラムやアプリを用意して、睡眠の質を意識させるといった企業が増えているのです。


眠りが足りない日本人!?
日本に目を向けると、睡眠をめぐる問題はより深刻です。

日本では、十分な睡眠をとれていない「睡眠不足症候群」の人が外国に比べて多いというデータがあります。各国の平均睡眠時間はフランス8.7時間、アメリカ7.5時間に対し、日本は6.5時間。さらに、日本では睡眠時間が6時間に満たない人が約40%もいると言われています。

また、「眠りたい時間」と「実際の睡眠時間」の差が諸外国に比べて大きいとの調査結果もあります。つまり、日本では「もっと眠りたいのに眠れていない人」が多いのです。


甘くみてはいけない! 睡眠負債の恐ろしさ
近年注目が高まっている「睡眠負債」という言葉をご存知でしょうか?

睡眠負債とは、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身ともに悪影響を及ぼす状態のこと。自覚もないままに、脳と体にダメージを与える危険因子が蓄積されていく恐ろしい状態ですが、「ただの寝不足だから、たいしたことはない」などと軽く考え、無頓着な人がとても多いのが現状です。

毎日少しずつ蓄積した睡眠負債は、実は休日の寝だめ等では簡単に返すことができません。この睡眠負債を抱えたままでいると、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下、脳の老廃物の蓄積などを招き、やがては癌や糖尿病、認知症といった大きな疾病につながっていくと言われています。“眠りの借金”を甘くみてはいけません。


睡眠負債を減らすには──さわやかな朝を迎えるために
それでは、睡眠負債を減らすには、どうすればよいのでしょうか?

十分な睡眠時間をとることが一番ですが、同じくらい大切なのが、深く眠って睡眠の質をあげることです。特に忙しい方は、毎日の睡眠時間を十分に確保するのが難しいからこそ、限られた時間の中でいかに睡眠の質を高めるかが重要になってきます。

質の高い睡眠を叶えるためには、脳も体もリラックスできる睡眠環境がベスト。

眠りを支える寝具は、通気性と保温性に優れ、体圧が分散して寝返りしやすいものを選ぶことがポイントです。枕は通気性がよいものを。通気性に優れた枕は脳の温度をスムーズに下げ、休息効果を高めてくれます。その他、寝室の温度や湿度、五感に働きかける光や音、香り、インテリアなどの様々な要素に、ぜひ意識を向けてみてください。


快眠で心身のメンテナンスを
眠りは、脳を健やかに育むと同時に、肉体を修復・再生・成長させる役割を持ちます。良質な睡眠は、成長ホルモンやメラトニンなどのホルモンの分泌を正常に保ち、太りにくく抵抗力の高い体をつくってくれます。
さらには集中力のアップ、心身のパフォーマンスとコンディションを向上する効果もあり、睡眠が体や脳にもたらす影響力は限りなく大きいことが言えるのです。

スマホやSNSを介して、いつでも“常時接続”の生活が当たり前になった現代。24時間動き続ける社会から健康を守り、最高のパフォーマンスを発揮するために、より良い眠りに気を配る“睡眠メンテナンス”がこれからますます注目されていくのは、世界的に見ても間違いないでしょう。

あなたもぜひ、毎日の眠りの質について見つめ直してみませんか?